<仮想通貨・確定申告>これだけ読めばなんとなく理解できる!

平成29年4月、仮想通貨で得た利益に対する課税について、タックスアンサーで回答が出されました。

ビットコインは、物品の購入等に使用できるものですが、このビットコインを使用することで生じた利益は、所得税の課税対象となります。

このビットコインを使用することにより生じる損益(邦貨又は外貨との相対的な関係により認識される損益)は、事業所得等の各種所得の基因となる行為に付随して生じる場合を除き、原則として、雑所得に区分されます。

No.1524 ビットコインを使用することにより利益が生じた場合の課税関係

今年は多くの人が確定申告の対象となると思われます。

税金について、様々記事を書いてきましたが、情報が散乱してしまったのでこの記事だけ読めばいい!となるようにまとめてみたいと思います。

確定申告とは

確定申告とは、所得にかかる税金の額を計算し、支払うための手続きです。
1月1日から12月31日が個人の所得の決算期間となりますので、年が明けてから1年間に受けた所得から各種控除を計算し、申告書を作成します。

平成29年度分、確定申告受付期間(所得税及び復興特別所得税及び贈与税)

平成30年2月16日〜平成30年3月15日(税務署の閉庁日以外)

郵送での提出の場合、3月15日消印有効。

年末調整との違い

年末調整とは、概算で毎月天引きされていた税金を年末締めの給与支払い額が確定した時点で確定し、追加徴収、もしくは還付を行うものです。

会社で計算して行ってもらえるものなので、基本的に会社員の方は確定申告が免除になっています。(下記、確定申告しなければならない人に該当しない場合)

確定申告しなければならない人

  • 年収2000万円を超える方
  • 会社員で誰かの扶養に入っておらず、給与以外のその他収入が20万円を超える方
  • 2箇所以上から給与を受け取っていて、源泉徴収の対象とならない給与所得とその他収入の合計が20万円を超える方
  • 配偶者の扶養に入っている場合、給与所得とその他所得を合わせて38万円以上になる場合

その他収入という部分に仮想通貨の利益が該当します。

MEMO
これは所得税に関する事項であり、住民税の申告は追加収入のある場合、20万円を越えなくても別途する必要があります。

確定申告を行っていれば、住民税の申告は自動的にされることになります

支払いスケジュール

基本的には受付期限の平成30年3月15日が納付期限となります。

e-Tax(国税電子申告・納税システム)を利用して電子納税

→ 納付期限:平成30年3月15日(木)

振替納税

→ 振替日:平成30年4月20日(金)

現金納付

→ 納付期限:平成30年3月15日(木)

クレジットカード納付

国への支払いを委託業者へ依頼する方法です。

国税クレジットカード支払いサイト

→ 法定納期限内(平成30年3月15日(木)まで)に支払い手続きが完了していること。

支払い方法によっては先延ばしにできる

もし、今ちょっとお金足りなくて・・・少しでも時間稼ぎをしたい!と思っている方がいたならば、支払い方法によっては先延ばしにすることが可能です。

どんな時に利益が出たとされるのか?

仮想通貨で商品を購入した時

仮想通貨を円などの法定通貨とトレードした時

仮想通貨と仮想通貨をトレードした時

私も最初勘違いをしていたのですが、法定通貨に戻さなければ利確ではない。は間違えです。仮想通貨間の売買でも利確という判定になるため、実利益ではなく、含み益の状態で課税されることになります。

その他、課税される場合

価格変動による差益についてはわかった。では、HF(ハードフォーク)は?マイニングは?投げ銭でもらったら?

・・・続きはこちらの記事で

<仮想通貨税金>もらった場合、マイニングで得た場合の課税

事業所得、雑所得とは?

振り返ってタックスアンサーを見てみると、

事業所得等の各種所得の基因となる行為に付随して生じる場合を除き、原則として、雑所得に区分されます。

とありますが、事業所得とは?雑所得とは?自分はどちらで申告したほうがいいのか?どちらが得なのか?

気になりますよね?

それぞれの税率は?

雑所得も事業所得も税率は同じ。総合課税となるため、他の給与所得と合算して税率が決まります。

課税される所得金額税率控除額
195万円以下5%0円
195万円を超え 330万円以下10%97,500円
330万円を超え 695万円以下 20% 427,500円
695万円を超え 900万円以下23%636,000円
900万円を超え 1,800万円以下33%1,536,000円
1,800万円を超え4,000万円以下40%2,796,000円
4,000万円超45%4,796,000円

雑所得とは?

副業などで得た利益を申告する際に使用する所得区分です。

記帳の必要がないため、事業所得よりは簡単に申告する事ができます。事業所得よりは認定範囲が狭くなりますが、経費の計上も可能です。

特別控除はありませんが、所得額によって控除があります。

雑所得に分類される収入

  • 公的年金
  • アフィリエイトでの収入
  • インターネットオークションの収入
  • 原稿料
  • 印税
  • 講演料
  • FX取引等による所得
  • 外貨建預貯金の為替差益
  • 仮想通貨取引などによる所得

事業所得とは?

個人事業主として事業を行い、収入を得た人が申告する所得です。

事業所得の申告は青色申告と白色申告があり、両方に記帳義務が課せられていますが、青色申告は複式簿記。白色申告は単式簿記。単式簿記のほうが簡単なので、控除額が低くなります。

会社員が事業所得で申告するのはリスクが高い

開業届を出して事業所得として申告を行うことは誰でも可能です。

注意

別に給与収入があったとしても、税務署では申告を受け付けますが、後々の審査で修正申告を求められる可能性が高い。

これだけは覚えておいていただけたらと思います。(これを踏まえて、申告方法などについては雑所得の場合での記事を書いています)

事業所得について詳しくはこちら

<仮想通貨確定申告>仮想通貨取引は事業所得として認められるのか?

事業所得の申告には事前申告が必要。に関してはこちら

<仮想通貨確定申告>事業所得・青色申告は事前申請が必要です

申告書類の作成方法

※雑所得での申告

  • 税務署へ出向いてPCで作成する
  • 自宅PCで作成、郵送する
  • 自宅PCで作成、e-Taxで送信する

方法があります。

自宅PCで実際に書類を作ってみた記事を書いていますので、下記ご覧ください。↓

国税庁HPで確定申告書を作ってみたよ

<仮想通貨確定申告>国税庁HPで確定申告書を作ってみたよ

添付書類

  • 本人確認書類
  • 源泉徴収票

領収書、帳簿の添付は必要ありません。7年間の保管が義務付けられていますので整理して持っておきましょう。

MEMO
後々審査があった場合、どのような計算で利益を算定したのか?何を経費として計上していたのか?保管書類を元に確認されます。

その他、困った!

いかがでしたでしょうか?

2月はトレードと並行して確定申告に忙しくなりそうですね。

その他お困りごとについての記事リンクを貼りましたので下記もご覧ください。

副業の利益、会社に見つかりたくない

ほとんどの人が、仮想通貨の利益だけで生計をたてているわけではないと思います。

会社勤めをしている場合、副業を禁止されている場合もあるのではないでしょうか?

禁止されていないとしても、たくさんの利益があったことを誰かにしられたくない。そう考える人は多いと思います。

 

会社にバレない確定申告。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【内緒の副業】会社にばれない確定申告〜仮想通貨、株、FX、副業

損益計算が難しくてどうしたらいいかわからない

たくさんのトレードを繰り返していると。また、マイニング、クラウドマイニング、ハードフォーク、AirDropなどたくさんの方法を経由して通貨を得ていると、結果どれだけ利益が出ていたのかを計算するのは至難の技です。

日々円建ての価格も変動しており、変動幅も大きいという問題も、多くの人を悩ませているのではないでしょうか?

お助けツールについて記事を書いています。下記、ご覧ください。

無料の損益計算ツールの紹介(tax@cryptact)

<仮想通貨確定申告>無料で簡単に損益計算できた神ツールcryptact(クリプタクト)

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